そうなんです。
実はFP8ファイナンシャルプランナー)3級は、簿記などの国家資格とちがい、学科試験と実技試験の2つを受験します。
結論から言えば、「焦らなくてOK! 学科の勉強をすれば実技試験は余裕」
また、難易度は学科試験・実技試験どちらもそこまで高くありません。
とは言え、実技試験はどう勉強したらいいのか分からない方が多いかもしれません。
そこで今回は、FP3級の実技試験対策について詳しくみていきましょう。
「実技の勉強は学科と同じ、ということは早く学科の勉強しなきゃ!」
と焦っているアナタ。こちらにたった2週間で誰でも合格できる方法をまとめたので、是非ご一読ください。
FP3級の実技試験は3種類!
FP3級の実技試験は、下の3つが用意されていて、どれか1つを選んでFP3級試験に申し込みます。
- 般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)で2種類
- NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)で1種類
そうなんです。この3種類の実技試験はそれぞれ内容が全く異なります。
ですので、自分に合ったものを選んで申し込みするようにしましょう。
また、当たり前ですが、勉強に購入するテキストもどの実技試験に申し込むかで変わってきます。
ですので、どの実技試験を受けるのか決めてから勉強を始めましょう。
「ムダなテキストを購入してしまった…」な~んてことがないように!
「きんざい」と「日本FP協会」どっちがおススメ?
先ほどお伝えしたように、FP3級の試験は「きんざい(正式名称:金融財政事情研究会)」と「日本FP協会」の2つの機関により運営されています。
この2機関の違いは下の通り。
きんざい | 日本FP協会 |
---|---|
個人資産相談業務 保険顧客資産相談業務 |
資産設計提案業務 |
つまり、学科試験は全員同じで、実技試験は3つの中から1つ選んで受験するよ!
どれを受験するか悩むかもしれません。
そこで、それぞれの試験の違いをもっと詳しく紹介します。
きんざい「個人資産相談業務」
学科試験の範囲の「金融資産、不動産、相続・贈与、ライフプランニング、年金、タックス(税金)」など幅広く含まれます。
よって、実技のための特別な勉強はいりません。
学科試験の勉強がそのまま実技試験につながるので、短時間で効率的に合格したいアナタにおススメ。
また、この個人資産相談業務は日々の暮らしとお金にまつわる「実際の場面をイメージした内容」が出題されます。
そのため、「自分の生活でこんなことが起きたらどうしよう?」と自分に問いかけながら、賢く判断するコツを学ぶこともできます。
保険顧客資産相談業務
きんざいの「保険顧客資産相談業務」は保険に特化した実技試験です。
よって、「保険について学びたい」、「将来は保険に関わる仕事に就きたい/保険に関わる仕事に就いている」方におススメ。
FP3級は幅広く知識を身に着けることが目的なので、直接仕事に役立つとは言えません。
しかし、次なる上位資格FP2級、FP1級に向けて有効的です。
とは言え、この「保険顧客資産相談業務」は他2つの実技試験と比べ、難易度が少し上がります。
よって、著者のように保険に興味がない方、他2つと悩んでいる方は、この「保険顧客資産相談業務」以外の実技試験を選ぶことを強くおススメします。
資産設計提案業務
日本FP協会の「資産設計提案業務」は、きんざいの「個人資産相談業務」と同じような内容が出題されます。
よって、このどちらかを選んで受験しましょう。(実際、受験生の多くもどちらかを受験しています)
結論:「個人資産相談業務」がおススメ
ここまで紹介したように、「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」のいずれかを選んでおけば間違いないでしょう。
そして、「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」のどちらを選ぶかですが、ここは個人によって分かれます。
試験機関のきんざいが実技試験の教材を出しており、実際の実技試験の内容と似ていることから、「個人資産相談業務」を受験するという口コミが多いように感じます。
*「個人資産相談業務」は公式テキストがないので、書店で販売されている一般的な教材で勉強するしかありません。
著者の場合は、問題の形式が自分に合っていたことから、日本FP協会の「個人資産相談業務」を受験しました。
ちなみに、きんざいと日本FP協会の実技試験の出題形式はこのようになっています。
機関 | 時間 | 問題数 | 解答形式 | 満点(6割とれば合格) |
---|---|---|---|---|
きんざい | 60分 | 5題 | 記述式 | 50点(1問10点) |
日本FP協会 | 60分 | 20問 | 記述式 | 100点(1問5点) |
このように、きんざいと日本FP協会では1問当たりの配点が大きく違います。
ですので、著者の場合は何問か間違えても合格できそうな日本FP協会を選びました。
まずは、アナタがどの分野を学びたいかで選ぶのがおススメ!
著者は「配点」を考えて、日本FP協会をおススメします。
それでも悩む場合は、公式ホームページにある過去問を一度見てみましょう。
そうすれば、3種類の試験の中で「解きやすい/解きにくい」がハッキリわかります。
まとめ
FP3級試験では、実技試験をどれを選ぶかで難易度が大きく変わってきます。
まずはアナタが勉強する目的に合わせて選びましょう。
もし悩む場合は、きんざいの「資産設計提案業務」、もしくは日本FP協会の「個人資産相談業務」を選んべばOK!
FP3級の勉強を通じて、暮らしとお金について役立つ知識を身に付けることができます。
資格取得はもちろんですが、日々の生活をイメージしながら楽しく勉強してくださいね!
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